さとうひろし 一有権者のブログ 

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zoom RSS 職権乱用は腐敗の始まり(黒幕は副知事)

<<   作成日時 : 2009/10/08 23:45   >>

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大阪の橋下知事が、自分が職員に対して送信した一斉メールの内容について、職員がメールで反論したことに対し、厳重注意処分したとされる事件ですが、報道されている内容が事実だと仮定すれば、これは明らかな職権乱用で、大阪の橋下政権が早くも腐敗し始めていることの現われだと思います。報道によると、職員からの実に論理的な反論を、言葉使いの問題にすり替え、隠蔽を図っているのは、副知事である疑いがあります。

まず、府が約380億円の損失を被った紀の川大堰(和歌山市)事業に関し、橋下知事が、府職員に対して一斉送信したとされる内容のうち、新聞などで報じられている
>恐ろしいくらい、(職員の)皆さんは冷静です。民間なら、組織あげて真っ青ですよ!
(読売新聞)
は、組織の長としての自覚を欠いた非論理的な発言であるばかりでなく、内容もでたらめです。

今回のメール事件でも問題になった、経費支出の合理化で問題になる要因のほとんどは、組織内の規定や慣行(組織内で常識とされる考え方)に従って行われる業務で、その責任の大半はルールを変える権限を持つ管理者にあります。一般の構成員ではありません。

従って支出の合理化を図るには何よりも、これまでの常識を疑う冷静沈着な姿勢が前提となります。合理化といっても実際の経費執行停止や削減は、ほとんど例外なく弊害を生みますから(行政の場合、その被害者は住民)、その弊害を最小限に抑えるためにもなおさら冷静な分析と価値判断の仕切りなおしが必要です。

こうした観点から見れば、知事の
>民間なら、組織あげて真っ青ですよ!
といった発言は極めて不適切なばかりかでたらめです。 まっ青になっていたら事は何も動きません。民間企業では、青くなっているヒマなどありません。

このような、組織の長としての良識を欠いた発言は、橋下知事の好きな「民間」の尺度で見れば組織のモラルハザードであり、それに対し、
>「このメール配信の意味がわかりません」「文も論理的でなく、それなりの職についている人間の文章とも思えません」
(読売新聞)
と、毅然とした反応を示すのは、組織人として当然であって、上役の言うことだからとがまんしたのでは、組織のモラルは保てません。
>愚痴は自分のブログでしてほしい」
(読売新聞)
>「メールを読む(職員の)時間を無駄にしていることを自覚して下さい」
(毎日新聞)
という指摘も、ここまで言って良いかどうかに議論の余地はあるにせよ、まったくその通りで、本来は一般職員に指摘される前に側近が知事を諭すのがまともな組織です。それができていないということは、側近のモラルの低さの表れです。

こうした、一職員の毅然とした態度を、厳重注意で封じ込めようとする対応は、独裁そのものであって、税金で運営される組織においては、あってはならないことです。
知事は、
>府民の代表に物を言っている自覚が足りない
(読売新聞)
と述べた、と報じられていますが、思い上がりも甚だしい。
「代表」の内実は、府民から法に従った権限内での行政のとりまとめを託されている、ということ以上ではなく、
組織内での役職の上下は(ましてや府は公的機関ですから)役割分担の違いに過ぎず、いくら組織内での地位が高い人間であっても、職務上の権限以外は末端職員と対等です。常識を欠いた発言をすれば、指摘されるのは当然で、指摘があってこそ組織の倫理は維持されます。それを受け入れる度量もない未熟な人間に、一斉メールを配信する資格などありません。
ましてやこの知事は、行政の実務についても組織運営についても素人ですから、民間企業の幹部のように振舞う資格はありません。



>上司に対する物言いとして非常識。
(読売新聞)(毎日新聞)
>民間ならあり得ない
(読売新聞)
橋下知事のこの発言も、でたらめです。
まともな民間企業であれば、橋下知事のような感情的な処分を画策した側が、企業倫理を損なう者として問題視されます。

このように橋下知事は、自分の無責任な発言に対する職員の批判を、礼儀の問題(それもでたらめ)にすり替えて、隠蔽しようとしていますが、新聞の報道によると、

>民間出身の副知事から「組織として非常識」との意見を受け、メールに対しては初めて処分することを決めた。
(毎日新聞)
とありますので、この報道が事実とすれば、橋下知事の、理性を欠いた独裁の黒幕は、民間出身の副知事である疑いがあります。

いずれにせよ、論理的な批判の封殺は、不祥事隠しでしかありません。この副知事、民間人時代に、どんなモラルの組織で仕事をしていたのか?


以下は引用元のURL
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/310484/
http://mainichi.jp/select/today/news/20091008k0000e040071000c.html?link_id=RTH03
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20091008-OYO1T00761.htm
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20091008-OYO8T00772.htm
http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/h_osaka/20091008-OYO8T00772.htm

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ズバッと書いて下さって、拝見してスーッとしました。
橋下さんは自爆行為ですね。こんな感情的な人に知事は無理ですし、そそのかす人はあっても諌める人はいないのでしょうね。
ベッラ・カンタービレ
2009/10/09 01:27
ベッラ・カンタービレさま
コメントありがとうございます。

橋下知事は(悪い意味で)元弁護士だけあって、詭弁を操る能力と聴衆を煽動する能力は大変優れています。だから諌めるのは非常に面倒で、私の日記のように長い話になってしまいます。

彼はその煽動センスの高さゆえに自惚れ、自分の話術をしばしば問題改善にためではなく自分の支配力のためにしか使わないことも自覚できなくなっていて、自分の自殺行為にも気づかないのでしょう。
さとうひろし
2009/10/09 01:46
上に立つ人は孤独なものですよ。大阪の公務員が屁理屈言ってて仕事しないのは民間で働いてる人間が見ても一目瞭然だから少々荒っぽいですが僕は賛成ですね。「時間の無駄」といっている連中が一番仕事してないですよどこの会社も
はてな
2009/10/09 08:12
はてなさん
私も先月まで会社員でしたが、

>。「時間の無駄」といっている連中が一番仕事してないですよどこの会社も

は、傍観者が改善の足を引っ張るときの常套句の一つです。

孤独であるのは人の上に立つ人に限らず、仕事内容が創造的であれば立場を問わずそうなります。創造的な仕事をする以上あたりまえの話であって、それは知事の愚考を正当化する理由にはなりません。

屁理屈言って仕事をしないのはどこの組織にも居るものですが、そういう人間をどうにかしたいのなら、仕事の仕方が不適切であることを直接指摘したり、目標管理の改善によって各自の業務進捗を客観化するしかありません。モノの言い方を理由にした処分のような、論理性を欠いた制裁は、本当に怠惰な人間に、屁理屈の口実を与えるだけの話です。

日記本文でも書いたように、「人の上に立つ」という見方そのものが組織運営においては不適切な考えで、あなたの書き込みように、大きな権限を持った人間に対しては、(権限が小さ者には許されない)不始末をしても許す考えは、組織の活力を低下させるだけです。
さとうひろし
2009/10/09 09:40

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