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zoom RSS 未だ本当の「創造」を蔑む国

<<   作成日時 : 2010/04/26 01:59   >>

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先週の土曜日、野毛の大道芸フェスティバルへ行ってきました。
http://www.noge-net.com/daidogei.htm

お目当ては、吉本大輔さん
http://www.butoh-ultraego.com/001profile/profile01/profile01.html
http://www.watchme.tv/v/?mid=5aa3405a3f865c10f420a4a7b55cbff3
率いるグループの舞踏(公演の模様は下記参照)
http://picasaweb.google.co.jp/skyoukai/BUTOHPerformanceByDaisukeYoshimotoSGroupInYokohamaOn24thApril2010#

土日合わせて6回の公演全てが全く違った内容で行われるという贅沢な内容。今日の3公演もそれぞれ全く違った構成で、午前から午後まで全く退屈せずに楽しめました。

吉本さんが、1回目の公演の後、見物客に投げ銭をお願いするとき、
「(私は)あちら(ヨーロッパ)へ行っている時ば芸術家(として待遇される)ですが、日本ではただの変な人です」
と言っていましたが、残念ながら現実はその通りだと思います。
もちろんこのスピーチは、吉本さんが自身を卑下しているのではなく、日本人の、芸術に対する冷たさを指摘したものです。

日本人(特に地位や名誉や高学歴の人)の中には、西洋で確立された芸術や、日本の伝統芸能の保護育成に熱心な人は大勢居ます。実際そこに回るお金が情けないレベルだとしても、そういう芸術の支持者なら掃いて捨てるほど居ると言っても差し支えないでしょう。

要するに、社会的評価が既に定まったパフォーマンスを応援する人は幾らでもいるんです。けれど、まだ価値があるか無いかも分からないパフォーマンスの中から、姿勢が真摯なものを見抜いて応援しようとする人が、どれ位居るでしょうか?少なくとも、企業の文化支援や、芸術系大学の入学案内をインターネット経由で見る限りは、皆無のようです。

社会的価値が既に与えられた活動ばかり支援するのは、芸術の支援でも育成でもないんです。価値が認められた(=金を払う客が居ることが分かっている)活動を選んで応援するのは、要するに経済活動(投資)です。それ自体は悪くないんですが、それと芸術支援とを混同してはまずいでしょう。

日本社会のこうした悪癖は芸術に限ったことでなく、ベンチャーキャピタルやベンチャー企業が育たない経済構造も、根は同じでしょう(土地や連帯保証人や、要するに価値が定まったものを借金のカタにしないと金を借りれないので、元手の無い、これからの人達が創造的な事業を立ち上げられない)。政治家や官僚が「アニメ産業の育成」と言いながら、実際には、アニメータ達が搾取の対象にしかならない(だからどんどん海外へ外注されてしまう)のも、根は同じではないでしょうか?

上海万博で、当初予定されていたテーマソングが日本の歌の盗作だとか何とか、もちろんそれは著作権法上問題ですが、日本人に、中国人をバカにする資格があるんでしょうか?


蛇足:
吉本さんグループの公演も含め、いろんな出し物を見て回って改めて感じたのは、身体的運動能力の大切さ。

パントマイムでも、ジャグリングでも、体のどこかの筋力や柔軟性に弱さがあると、言い換えれば運動能力に弱さがあると、表現のスケールが小さくなってしまうようです。まずはっきり分かるのは、体の軸がブレてしまって動きもポーズも決まらない。そうでなければ動きが固くてぎこちない。それだとジャグリングでいくら難しい技を決めても見栄えがしない。パントマイムでどんな面白いネタを作っても、なんかごちゃごちゃ動いてるだけになるか、動きが硬くてリアリティが出ない。

この日見た中では、1輪車に乗りながらのジャグリングを披露してくれた、ミス サリバンさん
http://www.miss-sullivan.net/profile.html
が他のジャグラーと比べ、頭一つ抜きん出ていた感じでした。

いろいろ勉強になりました。

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