さとうひろし 一有権者のブログ 

アクセスカウンタ

zoom RSS 学習指導要領へのパブリックコメント

<<   作成日時 : 2016/09/26 23:17   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

先日ある民間団体より、”「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめ」に関するパブリックコメント(意見公募手続)の実施について”というパブリックコメントに、意見を出して欲しいとの依頼メールが来たので、パブリックコメントの募集要綱と添付資料に一通り目を通してみたところ、次期学習指導要領の最大の問題点は、北欧諸国のような、少人数学級で行われている指導を、日本の40人学級でやらせようとしている点にあることが分かりました。

そこで、依頼メールの内容も含め、パブリックコメントに、下記の意見を提出しておきました。


1、まず第一に、次期学習指導要領の実施にあたっては、小中高全ての学校(少なくとも公立校)において、1クラスの生徒数20人以下を実現させた上で、実施すること。本指導要領の内容は、全体として、生徒ひとりひとりに合わせた指導の強化と、多様性への寛容さを基軸としており、好感が持てるものの、こうした教育は、北欧諸国で実施されているような、少人数教育が大前提であり、現在の日本の学校教育のように、富国強兵時代の教育理念(全員に、均一な価値観と思考法と知識をすり込む、実質的には洗脳)を前提とした大人数のクラスう編成では、教師の負担が過大で、持続的な実行は不可能である。よって、本学習指導要領の実施前に、少人数のクラス編成を、日本全国に浸透させなければならない。


2.歴史教育においては、とりわけ中学性以上において、批判的検証の必要性を、学習指導要領として明記すること。歴史とは、考古学とは異なり、客観的な事実ではなく、事実に対する、特定の価値基準に基づく解釈であり、しばしば、客観性の乏しい伝承が含まれることも珍しくない。従って、学習指導要領においては、特に中学校以上の日本史に関し、現在、歴史として伝承されているストーリーが、どのような価値基準に基いているのかを探り、考察するプロセスを盛り込まなければならない。例えば、日本の明治維新以降の歴史については、明治維新が日本の近代化に貢献した側面と、武士階級による、事実上の内戦によって疲弊した経済を立て直すため、新政府が成立直後から隣国への侵略に突き進み、結果的に国を破滅されていった側面の両面を、生徒に学ばせなければならない。更にかつての侵略政策の影響で、日本では現在に至るまで、近隣諸国への差別意識、が蔓延し、近隣諸国との関係改善を妨げていることも、生徒に学ばせる必要がある。
歴史とは、愛する対象ではなく、常に批判的に検証すべき対象であることを、学習指導要領における歴史教育の目的として、明記すべきである。

 また地理に関しては、現在の、(人間が住めない厳しい環境の土地や海上にまで国境線を引こうとする)領土という概念が、近代国家特有のものであり、決して普遍的な概念ではないこと。このような、自分達の生活圏から遠く離れた場所にある自然環境までも所有権を確定させようtいう考え方自体が、持続可能な社会の維持への障害となっており、いわゆる”固有の領土”に関する外交上の駆け引きも、経済的権益の奪い合いであること。これらも学習指導要領を通じ、生徒に理解させる必要がある。

3.芸術(音楽、美術、工芸)教育、とりわけ高校における芸術教育においては、作家、あるいは演じ手が、どのような思いで作品に取り組んだのかを考察させることを、鑑賞における指導要領の核とすべき。作品、あるいはその様式とは、作家や演じ手の”思い”の痕跡であり、痕跡から”思い”を洞察する行為が、芸術の鑑賞であり、そこから芸術への理解力が育まれる。また様式にとらわれず、”思い”を洞察することで、芸術の普遍性が理解でき、様々な時代・地域における表現活動への理解力も育まれる。
 一方、芸術の様式は、異なる表現行為同士のつながり(変遷)を理解する手助けとなるので、芸術の様式についての授業は、時代や地域をまたいだ、表現行為どうしのつながりの理解を目的とすることを、学習指導要領に明記すべき。日本文化の特色も、他の文化圏からの影響も含めた、歴史的変遷として生徒に認識させることによって、他の文化圏の文化への興味が育まれると期待できる。他の文化圏からの影響の理解が充分でないと、日本文化の特色の理解が、自国文化を特別視する、選民思想に発展する危険がある。

4.長らくその必要性と拡充の必要性が指摘されている性教育については、必ずしも、学習指導要領でその具体的指針を定めるのが良いとは限らないが、性教育の理念として、
@ 他者への思いやり、とりわけ他者に喜んでもらう行為を通じての、両者の幸福追求が、性交渉を行う意義であること。
A @の理念の基づき、性的欲求の多様性を尊重すること。LGBTへの理解も性教育の目的とすること
B ただし、いかなる性的欲求があろうと、性交渉において、支配・被支配の関係を持ち込むことは決して許されない。
といった基本的考えは、学習指導要領に明記すべき。

以上。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
学習指導要領へのパブリックコメント さとうひろし 一有権者のブログ /BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる