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zoom RSS 隠されてきた?貧困

<<   作成日時 : 2009/03/21 03:11   >>

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昨日、墓参りへの行き帰り、週刊ダイヤモンド3/21特大号「あなたの知らない貧困」を読んでいたのですが、最近ようやくマスメディアも大きく取り上げるようになった貧困問題の全体像が、統計に基づいて、分かり易くまとめられていました。

私もこれまで断片的な報道や書籍で、多少は知っていたのですが、日本の貧困層はバブル崩壊以降、確実に増え続けていて、先進国の中でも貧困率が高いということが指摘されていました。特に母子家庭の貧困率の高さはトルコに次いでOECD加盟国中ワースト2と、突出しているそうです。

なぜ貧困層がそんなに増えたかというと、それはもちろん、ここ1〜2年の、サプライムローン危機からはじまった景気悪化のせいではなく、長年の、政府の政策の結果である可能性が高いことも、指摘されていました。

アメリカに次いで低水準の社会保障費,世界の中で突出して高い公共事業費(元請は儲かるが・・)、先進国中貧困問題が極端に深刻なアメリカより、更に低い課税最低所得、アメリカより低い最低賃金、各種保険料などによる所得格差の拡大(低所得者ほど手取りが減る)、政策による貧困増加を示唆する統計量が幾つも掲載されています。

子供の貧困も深刻で、現在,分っているだけで、日本の子供の7人に一人が貧困に苛まれているそうです。子供の学歴と、親の年収との因果関係は統計にもはっきり表れていて、学歴と収入が強く結びついている日本では、貧困層が固定化している(貧乏な家庭の子供には、大学や短大で学ぶ機会も与えられない)現状が、統計的にもはっきり示されています。そればかりか、親が健康保険料を払えず、病院に行けない子供の増加も健在化していて、今は貧困が子供の身体的健康も脅かす状況だそうです。

なぜここまで日本の貧困問題は放置されたのか?
その大きな原因の一つは、政府が 1965年以降、貧困の実態調査をやめてしまい、表向き、日本には貧困がないことにしてしまった点にあるようです。
政府は政策の元になるデータを消してしてしまって、日本には貧困はないと、言い張ってきたわけです。同誌には、貧困に関する歴代閣僚の発言も、いくつか掲載されています。

更に貧困対策を遅らせたのは、同誌によれば世論、つまり有権者の意識だそうです。その例として同誌が挙げているのが、「希望するすべての子供に絶対に与えられるべきである必要品」を尋ねた意識調査の結果。医者に行くことですら、回答者の87%しかYESと答えていない。つまり一割強の人達は、子供が医療を受けられなくても、場合によっては止むを得ないと考えているわけです。子供用の本や絵本に到っては5割。子供が教育を受ける権利を、世間の半数近い人が、基本的権利として認めていないことになります。

もちろん統計というのは、調べ方によって結果は変わりますし、算出された統計量の解釈にも幅がありますから,同誌の内容を批判する人は大勢いるでしょう。しかし現実として、昔から、主に社民党や共産党といった、「左翼」と言われてきた組織の人達が指摘し続けている日本社会の問題が、見当外れではなかったとは、言えるのではないかと思います。

これまでの政府の政策は、「大企業と,ほんの一部の人間の利権のために、国民生活を犠牲にしている」と言われても、仕方の無い部分が多々ある事が、はっきりしつつある状況ですが、それを助長しているのが、有権者の意識だと言う事も,忘れてはいけないと思います。

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