さとうひろし 一有権者のブログ 

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zoom RSS 裸の王様

  作成日時 : 2008/11/01 23:53   >>

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日本だけ見て決め付けるのは問題かと思いますが、現代アートも末期症状かも知れません。
横浜トリエンナーレ、ちょっとどうかと思いました。もはやパワーすら感じられんません。
http://yokohamatriennale.jp/2008/ja/

一応、ガイドブックにも目を通し、音声ガイドも借りて会場を回りましたが、「今頃そんな事言ってるの?」な能書きだけの、モノによってはそれすらない作品群。更に、作品という事さえできない粗大ゴミ。

裸の人間の上に牛吊るして解体しても、世界中で連日自爆テロが起きてる昨今、インパクトはありません。背景にキリスト教社会の小難しい思想・哲学を並べたところで只の変態ショーです。
http://yokohamatriennale.jp/2008/ja/artist/nitsch/

あなたがユーミンのコンサートに感動した話など誰も興味ないです。創造性が無いならせめて屁理屈をデッチあげる勉強位はしましょう。会場にゴミまいたってだめ。
http://yokohamatriennale.jp/2008/ja/artist/arakawa_mukai/

人生の裏付けの無い言葉いじりからは何も生まれない。
http://yokohamatriennale.jp/2008/ja/artist/pak/

自分が単なる変態に過ぎないことを一切包み隠さないという意味では見事なリアリスト
http://yokohamatriennale.jp/2008/ja/artist/meese/

その路線なら、きっちり「デザイナーとして」勝負しません?
http://yokohamatriennale.jp/2008/ja/artist/evans/
http://yokohamatriennale.jp/2008/ja/artist/prina/
http://yokohamatriennale.jp/2008/ja/artist/teshigawara/

他はツッ込む言葉を探すのも苦労するほどありきたりの理屈orビジュアルでした。


世界の現実やその解釈が休む間も無く情け容赦無くテレビやネットから降りそそぐ現代社会の中で、複雑に入り組んだ「自意識」のフィルタを通してしか物事を語れない「アーティスト」が社会に存在する意味をどこに見出し得るか?もう少し真摯に考えて欲しいものです。

アートが極めて利益率の高いビジネスとなり、その利益率を維持するため、様々権威化の仕掛け(芸術論とも言う)が考案され、その権威を、「大学」や「メセナ」というビジネスが更に増幅させる中、アートというシステムの中で社会的居場所を確保する人間(作家)達は、いつの間にか、社会の現実やその背後にある深層に対して、世間並以下の感受性しか持たない人種の集りになってしまったようです。優等生なアーティストは、確かに知識は豊富だし、社会的な議論にも長けてます。けれどそれは、ジャーナリスト達や、具体的に社会問題を解決しようと汗水流している人達には到底及びません。

現代アートはもはや、裸の王様に出てくる仕立屋ですね。いや、大量の粗大ゴミを出す分、口先だけで廃棄物は何も出さない仕立屋よりはるかに悪質です。けれど、悪質で、社会の深層に鈍感であるがゆえに、たくさんのスポンサーが付いているでしょうね。深層を見据えている集団の活動に、自治体が協力したりはしないでしょう。

P.S.
横浜ビエンナーレで唯一勉強になったのは、赤レンガ倉庫で上映されていた、1950年代末から70年代はじめにかけての、日本のアートパフォーマンスの記録映画。やはりテンションが違います(一部例外もあるが)。言葉では説明し切れない怪しい力があふれているから、アートとしての存在価値があるのだろうと思います。

恐らくこの種の催しが、世界で一ヶ所だけでしか開かれていなければ、現代アートは今でも、後世に語るに足る問題提起を、社会に発信し続けることができたと思います。アート・イベントが増えすぎ、質より量で作品を集めなければならなくなった結果が、こうした惨状を生んだのでしょう。

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