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zoom RSS 精神鑑定の危険性(テロは精神疾患か?)

<<   作成日時 : 2011/12/01 02:19   >>

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今年7月に77人の犠牲者を出したノルウェーの銃乱射・爆破事件の容疑者が、精神鑑定の結果、精神障害者であり責任能力が無いと認定されましたが、この鑑定は、医学的を逸脱した政治的な決定である疑いも、ありそうです。

http://www.cnn.co.jp/world/30004749.html
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111129-OYT1T01119.htm
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111129-OYT1T01119.htm
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE7AS08L20111129

一連の報道(上記リンク先参照)を見ると、容疑者は犯行前から現在に至るまで、妄想に侵されているとの鑑定が出たそうですが、
妄想に侵されているのに、
殺戮の準備だけは人並み外れて計画的に実行し切る事が出来、
殺戮の実行だけは人並み外れて冷静沈着に実行し切ることができる
などという精神疾患が実在するのでしょうか?

私も以前、仕事で精神科や心療内科の臨床医と共同研究をしたり、閉鎖病棟などリスクの高い現場で精神疾患の患者さんのケアをしていたセラピストに取材した時期がありますが、そんな話は一度も聞いた事がありません。

しかし、報道をよく読むと、ノルウエーの刑法では、この事件の最高刑は禁固21年、つまり最長でも21年後には、この容疑者を社会に送り出さなければいけないそうです。一方、CNNジャパンやロイタージャパンの報道を見ると、容疑者が精神障害と認定された場合、社会に危害を加える恐れがある限り、容疑者を治療施設に収容し続けることができるそうです。更にロイタージャパンの報道では、「自分にとって一番重要なのはブレイビクを罰することではない。彼がこれ以上、社会を脅かすことがないようにすることだ」という被害者のコメントも報道されています。

つまりどういうことか?
ノルウエーの刑法では、(現実問題として更生が期待できない)テロリストを社会から隔離するには、テロリストを精神障害者に仕立てるしかない。そのために、彼を精神障害者に仕立て上げた疑いもあります。

けれど、テロリストを精神病患者に仕立てるこの措置は結果的に

本来の精神障害者(無差別な暴力に走るケース事は極めて稀だそうです)を、実態以上に危険な存在だと認定することになり、精神疾患患者への差別に国家がお墨付きを与えることになります。

このような方便を使わなければいけない法体系が、健全と言えるのか?

もしろん、この措置が方便かどうか?素人の私が結論を下すことは出来ません。
鑑定の適切さについては、精神医療の専門家による国際的な検証を待たなければいけませんが、テロの原因を精神疾患に求める判断には疑問を抱かざるを得ません。



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