短文投稿:科学の限界

日本音響学会誌(自然科学系の学会誌)2014年6月号の博士論文紹介に、「慢性期統合失調症患者に対する音楽療法介入の研究」という論文が紹介されていました。

要旨を見ると、
音楽療法は、精神機能、社会機能、認知機能における効果が存在するが、これらの効果は個人の音楽背景によって変化の仕方が異なっていた
という、
言うまでもない、人類史上、恐らく一度も疑問視されたことのない常識(経験則)でした。

私も科学(Science)の教育を受けた人間なので、社会に広く浸透している経験則を、科学の方法で立証するのが如何に大変か(だから博士号が取れる)は知っていますが、
自然科学の、文化への貢献というのは、未だかくも稚拙なレベルに留まっているということを、科学に身を置く人間は、常に自覚しておく必要があると思います。

科学で立証できないことは、本当は「分からない」としか言えず、分からないことを率直に分からないというのが本来の科学ですが、

それを自覚せず、立証できないことを公然と、「存在しない」と言い切ってしまう、思い上がった研究職、大学教員、サイエンスライターの類を、私は信用しません。

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